業務用エアコンの効きわ悪い原因、その対処方法
今年の猛暑で、最近、非常に業務用エアコンの効きの悪さのお問合わせが増えております。
いくつかの原因がございますが、そのほとんどは新しい物を買い変える必要のない物です。
ダイキンエアコンのE3のエラーでの故障
- これは高圧の異常ですが、夏に起こるようですと、一番の原因は室外機の汚れです。室外機の熱交換器の部分を一度チェックしてみて下さい。方法としては、プロペラの回っている所に手をやると、風が出ていると思いますので、この風が極端に少ないようですと、熱交換器が汚れている状態です。
E3のエラーが出ているともうすぐに止まってしまうので調べる事が出来ないかもしれませんが、ともかく熱交換器を洗浄すれば、おそらくは直ると思います。
(こちらは、比較的新しいエアコンに出た場合です。古いエアコンの場合は、部品などの劣化の可能性が高いと思います。古いエアコンの場合は、クリーニングしてもおそらく直らないと思います。)
ここ数日で効きが極端に悪くなった場合
- これは、ほとんどがこの猛暑によるものです。そしてその原因の多くはフィルターのつまりがあります。
自分達で掃除しているかもしれませんが、特に飲食店様の場合は、それこそ1時間、2時間かけて熱湯でフィルターを洗浄しないと目が油でつまり、風の量が少なくなってしまいます。
今まではそれでも大丈夫だったのでしょうが、ここのところの猛暑ではエアコンの効きが悪くなってしまっているのです。
つまり、現状において、エアコンの能力の70%くらいでの運転をしていたのです。それでも今までは大丈夫だったのでしょうが、個々のところの猛暑で、70%では冷えないという事なのです。
効きが悪くなった場合は、ともかくフィルターを外して運転してみる。そして、室外機の熱交換器を綺麗に洗浄してみる。この二つを是非、行って下さい。
業務用エアコンのフィルターレンタルに関してはこちらをご覧ください!
ガス漏れを調べる簡単な方法
- 効きが悪くなったらすぐにガス漏れと思い、お問合わせを頂く事が良くあります。ですが、お伺いしたほとんどの現場では上記の問題の場合がほとんどで、ガス漏れの方が少ないです。
ガス漏れかどうかはすぐに調べる方法があります。
やはり室外機のチェックです。室外機から出ている風に手を当ててみて下さい。もしもこの風がものすごく暑かったら、ガス漏れではありません。ガス漏れの場合は、この風がほとんど暑くありません。その場合は、業者にガス漏れ修理の依頼をして下さい。
風が暑い場合は、上記の問題ですので、フィルター清掃、ならびに室外機の熱交換器部分の清掃を行って下さい。水道水をじゃぶじゃぶかけてもらえば大丈夫です。
- また、室内機の風に手を当ててみて下さい。冷たい空気が出ているかどうかチェックしてみて下さい。効きが悪い場合のほとんどは、冷たい空気は出ているが、風量が少ない場合がほとんどです。
その場合はフィルターの清掃です。一旦、フィルターをとって運転してみて下さい。それで改善されるようですと、フィルターの汚れで間違いありません。
もちろん、エアコンクリーニングも大切ですが、室内機のエアコンクリーニングで効きが抜群に良くなる可能性は10%程です。フィルターをとって運転しても、風の量が極端に少ない場合は、エアコンクリーニングで改善されると思います。
業務用エアコンのフィルターレンタルに関してはこちらをご覧ください!