業務用エアコンクリーニングにおける失敗事例

台数が17台の集中管理のエアコンクリーニングの現場において、いくつかまた失敗をしてしまいました。

まずサンヨーのエアコンでしたが、こちらのエアコンは配線が非常に多く、電源とリモコンの配線を外さずに、たらして作業をすることにしました。

ただプラスチックの穴を通って配線が来ていたため、配線から水が入り込み、基盤が濡れてしまいました。このやり方に慣れていない作業員でしたが、指示した私のミスである事は明らかでした。

幸い、ブロアで水を飛ばし、絶縁抵抗器でブレーカーを上げる前にチェックしたところ、針がふれませんでしたので、ブレーカーを上げました。

結果、何事もなくエアコンは動きました。これが一つ目の失敗でした。

このミスを減らすために、プラスチック部分を切断して、そこから配線を出すという方法が効果があります。

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これで配線を出すのです。プラスチック部分は破損しているのではなく、はさみで切っただけですので、エアコンには何の影響もありません。

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このようにすればカバーの外側に基盤が完全に位置しますので、水も配線を通してはいる事がありません。

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しかし本当の失敗はこれからでした。

水をためておいてくれた人が、水道を止め忘れて、少し水をこぼしてしまったのです。

これはすぐに気が付きましたので、事なきを得ました。こぼれた水は2~3リットルくらいだったと思いますが、すぐにバキュームで吸い取りましたので、問題はありませんでした。場所は給湯室です。

しかしここから大変な事態になるとは私も想像していませんでした。

こちらの現場が3Fだったのですが、作業が完了したころ、1Fの事務所の天井が濡れていて、床に水が落ちているという知らせを受けたのです。

行ってみると確かに水が落ちています。大量ではありませんが、もしもちょうどパソコンでもあったら大変な事になるところでした。

しかし、なぜ3Fから1Fに水が垂れたのか?不思議に思い2Fを調べてみようとしたところ、なんと2Fはサーバールームで開けられないとの事。

まさか、思っていたよりも大量の水が流れてそれが2Fのサーバーにかかったのでは?

焦りました。サーバーが止まっていたらと考えると喉がカラカラになりました。こんなミスは久しぶりでした。

警備員さんに来てもらいサーバールームを開けてもらったら、部屋の端のちょうどエアコンの配管が通っているスペースがあり、そこから1Fの天井に水が落ちていたことがわかりました。

しかし、新しいビルでも水は下の階に漏れていくものだと痛感しました。

今回は何事もありませんでしたが、もしサーバーに水が落ちてしまっていたらと思うと、足が震えました。

今回の失敗より、水場を設定するとき、下の階に何があるかを必ず事前に調査する事、また水をためる時は絶対にその場を離れないという事を徹底する事(徹底していたのですが、少し離れただけで人間とは忘れてしまう物なのです。)にしました。

もちろん、水位計はつけているのですが、それだけではなく二重三重のリスク管理が必要であると痛感しました。

現場の怖さとは、こういう事で起こるのだと思います。実際の所、エアコンを壊すくらい、どうってことないなと思えるほど、サーバールームの事が心配でした。

安全第一、お客様の業務に支障をきたさない事が第一です。

業務用エアコンクリーニングのリスクは実は、エアコンを壊してしまう事の数倍、いや、数十倍大きなリスクが存在するのだと本当に思った一日でした。

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